ミッションインポッシブル

カテゴリー: 映画館

本物の米国スパイに取材する。

もちろん、顔出しはNGだった。

もともとは、ブロスナン・リスク・コンサルタントというマンハッタンに本拠地を置く、企業法人向け警護のプロ集団会社のプロモーション記事を書くための取材だった。

彼らは元ニューヨーク市警察や元FBIや元米軍の出身者など調査、警護のプロフェッショナルで構成されている。取材中もちょっと緊張した。(全員、首、ふっといし)とむクルーズ似はとりあえずいなかった。

話をしてくれた代表のパトリック・ブロスナンさんは以前、ジュリアーニ前市長のボディガードを勤めていたとか。

とにかく話のすべてが(書ける内容、書けない内容関わらず)面白く、まさしく映画の世界だった。

ここアメリカでは企業間のスパイ活動は本当に日常。とくに製薬会社の新製品の研究には僕達の想像のつかないお金でスパイ活動が2重、3重、時には4重、5重で支えられている。

あるいわ、企業間の合併に伴う信用調査など、マフィアを使ってわざと法に触れさせて、契約を壊したり、ギリギリな話のオンパレード。

パトリックは顔写真オッケーだが、潜入捜査担当員は写真NG。そのNGの彼(彼女?)の話が秀逸だった。

彼らのコードで「ダブルジョーカー」と呼ばれる事件が発生したのはつい先月のこと。

8ヶ月に及ぶ某製薬会社へのスパイ活動。一人の人間を騙す為に80人のおとりを集めパーテイーを開いたとき、ホテル会場内でどこにもリストアップされていない人間が2名発覚。騙すつもりの先方も商業スパイを雇い、ひとつの会場に居合わせたことがあったとか。その製薬会社は誰もが知るマンハッタンに本部を置く老舗。(そんなことあったなんて知らず、その向かいのダンキンドーナッツのんきに買ってたよ)

あるいわ、わざとターゲットに近づくため酔ったふりしてホテルの部屋に入り込むこともあるのだとか(それって売春とどう違うんだよ)

彼らのネットワークはロシア、メキシコ、東京、ブラジル、イギリスにも広がるのだとか。

なんにせよ、非日常な話に時間を忘れた。

家に帰って、おまえはひょっとして”ジョーカー”かと妻に聞くと、あ?、と発してあんぱんくっていた。