Baby It’s You!

カテゴリー: ミュージカル・他・舞台

戻ってきたぞ!にゅーよーく。

飛行機が着陸する寸前、窓からマンハッタンの景色を見る。エンパイヤーを目印にすればその根元が自宅だからほっとする。空港からの帰りのバスの中も、帰ってきたと実感できる。

NYに帰ってきたらホッとする、なんて日本の方からしたらキザなセリフに聞こえるかもしれないが、はっきり言ってNYは日本の方が思うほどカッコいい街ではない。よっぽど渋谷や池袋の方がおしゃれで洗練されている。NYはむしろダサくて汚い。だからほっとする。流行に追われなくて済むのでほっとする。どんな流行遅れの服を着ても自分の好きな格好が出来る。だって、横には民族衣装着たアラブ人やターバン巻いたインド人がいるのだから。流行落ちのブランドなんて「個性」の一言でかたがつく。(東京だとそうはいかないんだろうなぁ)だからほっとする。くどいようだが、NYは日本の方が考えるような「おしゃれで洗練されている」象徴ではない。確かにその一面もあるがそれは一面にしか過ぎない。そんな象徴は表参道やミラノに任せて「すべてがある」という象徴の街として息づいている。

夜、ミュージカル「Baby It’s You!」に。45thとブロードウエイ。実際にあった話の舞台化。「Baby It’s You」とはこの国のR&Bを代表する4人組黒人アーティストShurellesの実際のヒット曲名。あのビートルズもカヴァーしたアメリカの定番中の定番曲。実際に聞くまでは僕もわからなかったが、劇中歌われると、あぁこれか、と誰でも一度は聞いたことのある曲。田舎から出てきた黒人の女の子達が瞬く間にショービジネスの中心に駆け上がっていく物語。アメリカ人はホント、こんな話好きだ。僕達が知ることがなかった60年代の空気を味わわせてくれるおしゃれな作品だったが、時差の影響か途中で寝てしまった。時差がなくても寝ていたかもしれない。目新しさもセンセーショナルな踊りもなかった。

良くも悪くもやはり「すべてがある」街なのだ。