世界屈指のワイナリーでスプライトを飲む

カテゴリー: 旅紀行

サンフランシスコからレンタカーで1時間弱北上。

ナパ・バレーという場所に行く。朝からドライブ。

なんで?そんな田舎に。。。

妻が18年前渡米した最初の留学先らしく、どうしても見せたい、と今回の旅のハイライトにしたかったらしい。(最後まで俺、ゴネてたけど。ワイン畑以外何もないド田舎に何で行かなきゃいけないんだ、と)彼女も13年ぶりの“凱旋”になるらしい。

車で走るに比例して、どんどん何もなくなっていく。高い建物が等間隔で低くなっていき、「Well come to NAPA VALLEY」の看板が出る頃には周囲はキレイにワイン畑しかなくなっていた。

僕は田舎生まれなので田舎へ旅行するのが苦手だ。19の時半分家出のように岡山の実家を出た後も、大阪の河内長野から難波、そこから梅田。NYもブルックリンからクイーンズ、マンハッタンへ引っ越した後も、イーストビレッヂからアッパーイースト、そしてミッドタウンと、どんどん真ん中へ真ん中へ寄っていってる。最終的にはタイムズスクエアあたりに住みたいと本気で思っている。明るいほう明るい方へ飛ぶ夏の虫だ。寂しいのは精神衛生上良くない。

死ぬまでに世界中を観てみたいと思うが、世界遺産には全く興味がない。トルコに行ったときもカッパドキアに行く日が取れるなら余分にイスタンブールの人ごみと喧騒に充てた。フランスもモン・サン・ミッシェルへのツアーを蹴り、パリの滞在期間を延ばした。

どうしてもホームタウンを見せたいという妻と、田舎の旅行は嫌だという僕のお互いの妥協点が、ナパ・バレーの日帰り旅行だった。(しかも俺、ワイン飲めねえし。スプライトの方が好きだし)

ナパは世界でもワインの産地として有名。ゴンドラに乗って山の上のワイナリーをハシゴする。あの山の上には何々というワイナリー。この山の上には何々というワイナリー。そんな感じだ。18年前はタダだったのに、、テイスティングという名目の入場料$10を払いつつ妻は嘆く。こんな田舎でも時代は変わっていく。ただ、彼女の好きな「ROBERT MONDAVI  MOSCATO 」というデザートワインの味は変わらず、心から喜んでいた。来てよかったと思った。横でスプライト飲んでたけど。

彼女が当時、ホームステイしていたお宅に訪問する。当時すでに還暦を過ぎていたであろう老夫婦らしく、「もう死んでんぢゃねえのか」という僕の毒にも笑えない様子だった。

突然のアポなし訪問にも迷惑な顔ひとつせず、13年ぶりの再会にMr&Mrsコラーは本当に喜んでくれた。映画に出てくるような赤ら顔の古き良きアメリカ人老夫婦だった。妻のことも鮮明に覚えてくれていた。ついでに僕までハグしてもらった。