83th Academy Aword

今年もテレビの前で正座をして見守る授賞式の日がやってきた。

アッパーウエストサイドのパブリックビューイング会場の取材にも行けたのだが、一喜一憂しながらゆっくり観たい為、自宅で観賞する「第83回アカデミー賞授賞式」。

実はプレスパスを取るのに最も困難といわれているのが、このアカデミー賞。断られるのを覚悟で何年か連続で申請を出し続け、実績を作んないとプレスパスは降りないらしい。来年当たりは、と期待しているところ。

今年も大方の予想通りの順当な受賞群。「King’s speech」がBest Picture とBest Director とBest Actorに (まだ観てないけど)。で、Best Actress には「Black Swan」のナタリー・ポートマン。(障害を持った役がアカデミーはホントに好きだ)

それにしても。

今年一番感動したのは「若さ」に妙に弱いハリウッドが73歳のデービッド・サイドミラーに初めて脚本賞を受賞させたこと。受賞スピーチは少し感動的だった。遅咲きにもほどがある。

サイドミラーは、この「英国王のスピーチ」という作品を生涯温め続けてきた。主人公と同様、本人も言語障害に悩まされ続けた人生だったという。吃音の幼少時代、自分の声が誰にも届かないと感じていた。73にして世界の映画祭で主役になった夜、「やっと、自分の声が人々に届いた」と笑った。

ハンデを生きる力に変えた、これ以上ない好例だ。

最近、年取ったとかほざいてないで、ちゃんと劇場に観にいこう。