大晦日、海にもぐる

カテゴリー: 旅紀行

全っ然、寝てないまま大晦日の今日は事前予約していたシュノーケリングのため、かなりの沖合まで船で出る。

途中、2日酔いで爆睡していたため、するにあたってのスタッフの事前注意事項はまったく聞かず。聞けず。

メキシコ湾でのシュノーケリングは初めて。テンション上がりすぎて勝手に海に飛び込もうとして自分より明らかに年下のスタッフのお姉さんにガチで怒られる。

大晦日、海に潜る。

泳げない妻は救命胴衣にパンパンに空気を入れ、それじゃあ浮き輪だ、の状態で水面に浮かんでいた。魚がいっぱい♡とか言ってたのはあれ、嘘だと思う。30人ほどがいっせいに海にもぐり海底に触れる中、船の周りではどうやら泳げないインド3人組の男の子たちが船尾から垂れているロープにしがみついていた。その周 りを浮き輪状態の妻が水面に顔だけつけてぐるぐる回っていた。シュールな光景だった。

時間いっぱいまで潜り続ける。船上から合図されても気がつかず戻らなかったので、先ほどの20代前半のスタッフの女の子にまたガチで怒られる。

寝ていないのと、2時間潜りっぱなしの体にメキシコ湾の風が気持ちよく、今年最後の日に今年一番気持ちがいい。そのまま船上で2010年最後の夕日を見る。先ほどのお姉さんがシャンペンをくれる。

夜はデュバル・ストリートでレストランとバーをハシゴする。ストリートのあらゆる場所でカウントダウンの準備をしている。すでに9時頃からみんな マックスのテンションにでき上がっていて、肝心の12時までもつのか心配。野外なのに大声出さないと隣の声も聞こえない。タイムズスクエアと変わらない人ごみだったが、ここではダウンジャケットは必要ない。

実は渡米後、NYで年越しを迎えないのは今回が初めて。毎年末フロリダに来るのだが、日本のように三賀日というシステムがないこの国では明けて2日から仕事が始まってしまう。そのため毎年31日にはNYに戻り、地元で新年を迎えていた。

10年目にして初めてNYとは違うカウントダウンの場にいることに、なにか、ちょっとキンチョーしていた。勝手に。

どこでその瞬間を迎えようか。ヘミングウェイの愛したバー、Sloppy Joe’s Barか、ストリート最大のホットポイント、ゲイバー、Burbon St.Pubか、キーいち有名なレストランBlue Heavenか。ぐるぐる廻って るうちにデュバルストリートの端っこのバーまで来てしまう。裏には夜の海が広がるそこでもライブをやっていた。

ふと裏通りに入ると、海を正面に同世代くらいの兄ちゃんがひとり海岸沿いに座って星を見ていた。格好から想像するとホームレスかもしれない。彼と目が合うとhappy new year 、と静かに言われる。5mほど横に地べたに座ると、ここで新年迎えてもいいかな、と思う。
なによりニューヨークや東京では絶対に見れない星空だった。タイムズスクエアとは対照的な静かな夜だった。通りの裏からカウントダウンの大合唱が聞こえてきた 。

明けましておめでとうございます。

バーに戻ると、タイムズスクエアの中継が流れていた。