ハロウィーンが終われば

今日は今月の締め日。休日オフィスに出勤し売り上げを締めてみるとこの不況下、あえて高めに設定した事業目標をクリアしていた。特にいろいろあったこの半年。本当の意味でやっと軌道に乗ることができた、と確信。

すべては一緒について来てくれた、スタッフ達のおかげと心から思う。

当たり前だが彼らなしで、僕一人では何もできなかったと心から思う。

優等生発言ではなく奇麗事でもなく、それだけは確かだと心から思う。

もちろんこれから。まだまだ先の見えない時代。やっとスタートだと思うも、少しだけホッとして不覚にも泣きそうになった。休日出勤してくれている経理のスタッフに泣き顔見られたくないと、オフィスを裏口から抜け、通りに出る。

休日のマンハッタン。ひとりになり、ふと一息つこうとしたその時、向こうから体長2Mくらいのでっかい、ナースの格好をした全身血だるまのおっさんが僕に近づいてきた。ナースの帽子も被っている、その毛むくじゃらアメリカ人はでっかい注射器を脇にかかえ、口にタバコをくわえていた。

なぁ、火ィ持ってねえか?

そういえば今日はハロウィーンと、そこで気がつく。この街は一瞬もホッとさせてくれない。

今年は仕事の関係で行けなかったが、去年はチェルシーからスタートするこの世界最大のハロウイーン・パレードを取材した。去年は白人、黒人問わず数え切れないくらいのマイケル・ジャクソンがいて、その前の年はジャック・スバロウだらけだった。僕がこの街に来たくらいの年はマトリックスばかりで、今年を予想するならば、アバターあたりだろうか、と思う。さすがニューヨーカー達はちゃんと流行を取り入れている。笑

クリスマスや大晦日のカウントダウンの時期を狙って日本から旅行に来る方も多いと思うが、実はハロウィーンの季節も狙い目だと思う。ハロウィーンはもちろんニューヨークだけでなく全米どこでもハロウィーンなのだが、特にここマンハッタンの10月31日は一見の価値アリだ。山手線内とほぼ同じ大きさという、実はこぢんまりしたこのエリアの中で何十万人の住人のそのほとんどがクオリティーの高い仮装をしている(中にはひっくいのもいるけど)。すれ違う人すれ違う人、老若男女国籍人種問わず、全員が何かしらに変身しているので、普段着の僕達の方が少し浮く。去年の取材時、撮影トレイラーに同乗した他誌のカメラマン達も「撮影する側」なのになぜか全員仮装。なんであなたは仮装しないの?隣の黄色ジャージの全身キル・ビルな白人のおねちゃんに不思議そうに訪ねられた。彼女は持ってるカメラよりデカい、ジェラルミン製の日本刀を腰に差していた。邪魔だった。

ここからこの街はサンクスギビング、クリスマス、年末年始、と一番面白い季節に入っていく。

関連サイト:
www.halloween-nyc.com/